いつまでも少女
声のお仕事。
13時に祐天寺の住宅街にあるマンションへ。
余裕をもって出発していたのに、ぼーっとしていて電車に乗りそびれてしまう。
仕方ないのでタクシーに頼る。
しかし、運転手さんが、全く道を知らない人であった。
同じ所をぐるぐるまわったり、会社に電話して聞いたり。
なんとか間に合う筈と思ったのに、約束の時間になってしまう。
タワーから「ついてないみたいだけど、大丈夫か?」と電話が入る。
慌てて、近所にいるけれどたどり着けない旨を伝える。
現場に電話して道を尋ねるが、目印になるものが一つもない。
心拍数があがり、冷や汗がでる。気が小さいのだ。
運転手さんはなんとか目的の住所にはたどりつけた。
そこがどこか分からなかったが、降ろしてもらう。
降りたはいいがまったく分からない。再び現場に電話。
目の前の建物からスタッフさんが出てきた。まさか目の前とは思わなかったので、驚く。
うろうろしている私を見守っていたタクシーの運転手さんも一緒に謝ってくれた。
道はわからないけど良い人だ。
現場には殆ど知りあいの役者さんばかりだった。
しかし、他の人達は2年近くレギュラー。私は初めて。
勝手が分からずどぎまぎする。しかも道に迷って遅刻。
台本を渡されたが、「ここらへんは適当にアドリブで」と言われ、動揺する。
慌てて、訳の分からない事を口走ってしまい、死ぬほど恥ずかしい思いをした。
待機している間の空き時間にこっそりシャドウボクシングめいた事をしたりして、体を動かした。
早めに終った峯村りえっこちゃんと一緒に鳥鉄へ。
19時前に来た人にサービスで枝豆、浅漬け、ポテトなどが出るので何にするか尋ねられる。
ぼーっとしていたので、何でもいいと思い「鳥ゆっけ!」と頼んでしまう。
店員さんが困っていた。
りえっこちゃんが優しく聞いてくれるのを良い事に、沢山演説をする。
例えばこんなことだ。
「同世代の人が皆自分の事をおじさん、おばさんって言ったりするけど、まだ人生の半分も生きてない、ひよっこなんだよ。それなのに、人生の半分以上をおじさんとかおばさんとか老人で過ごすつもりなのかな?」
「まだピチピチだと思って生きるべき」
「大して綺麗じゃなくても、ストッキングとパンプス、ふんわりシャギーな髪形をしていれば、美人と言い張れる」
そんな話をりえっこちゃんは快く賛同してくれた。
沢山可愛いと褒めてくれた。
先日自分より年の男性にババア、ババアと呼ばれ不快な思いをした。
負けないと思ったがダメージを受け手少々卑屈になっていた。
今日褒めて貰った事で、卑屈さが軽減したような気がする。
気持ち悪がられたとしても、いつまでも少女のつもりで生きよう。
私にとってはそれが潔い道だ。
13時に祐天寺の住宅街にあるマンションへ。
余裕をもって出発していたのに、ぼーっとしていて電車に乗りそびれてしまう。
仕方ないのでタクシーに頼る。
しかし、運転手さんが、全く道を知らない人であった。
同じ所をぐるぐるまわったり、会社に電話して聞いたり。
なんとか間に合う筈と思ったのに、約束の時間になってしまう。
タワーから「ついてないみたいだけど、大丈夫か?」と電話が入る。
慌てて、近所にいるけれどたどり着けない旨を伝える。
現場に電話して道を尋ねるが、目印になるものが一つもない。
心拍数があがり、冷や汗がでる。気が小さいのだ。
運転手さんはなんとか目的の住所にはたどりつけた。
そこがどこか分からなかったが、降ろしてもらう。
降りたはいいがまったく分からない。再び現場に電話。
目の前の建物からスタッフさんが出てきた。まさか目の前とは思わなかったので、驚く。
うろうろしている私を見守っていたタクシーの運転手さんも一緒に謝ってくれた。
道はわからないけど良い人だ。
現場には殆ど知りあいの役者さんばかりだった。
しかし、他の人達は2年近くレギュラー。私は初めて。
勝手が分からずどぎまぎする。しかも道に迷って遅刻。
台本を渡されたが、「ここらへんは適当にアドリブで」と言われ、動揺する。
慌てて、訳の分からない事を口走ってしまい、死ぬほど恥ずかしい思いをした。
待機している間の空き時間にこっそりシャドウボクシングめいた事をしたりして、体を動かした。
早めに終った峯村りえっこちゃんと一緒に鳥鉄へ。
19時前に来た人にサービスで枝豆、浅漬け、ポテトなどが出るので何にするか尋ねられる。
ぼーっとしていたので、何でもいいと思い「鳥ゆっけ!」と頼んでしまう。
店員さんが困っていた。
りえっこちゃんが優しく聞いてくれるのを良い事に、沢山演説をする。
例えばこんなことだ。
「同世代の人が皆自分の事をおじさん、おばさんって言ったりするけど、まだ人生の半分も生きてない、ひよっこなんだよ。それなのに、人生の半分以上をおじさんとかおばさんとか老人で過ごすつもりなのかな?」
「まだピチピチだと思って生きるべき」
「大して綺麗じゃなくても、ストッキングとパンプス、ふんわりシャギーな髪形をしていれば、美人と言い張れる」
そんな話をりえっこちゃんは快く賛同してくれた。
沢山可愛いと褒めてくれた。
先日自分より年の男性にババア、ババアと呼ばれ不快な思いをした。
負けないと思ったがダメージを受け手少々卑屈になっていた。
今日褒めて貰った事で、卑屈さが軽減したような気がする。
気持ち悪がられたとしても、いつまでも少女のつもりで生きよう。
私にとってはそれが潔い道だ。
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