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気のせいが生み出すストーリー

「ともだちが来た」を観にスズナリへ。中坪由起子嬢と約束していた。
追加公演の12時の回なのに、かなり混んでいた。
以前中山君が出演していた時より、設定に忠実な感じ。
伊達君と圭史君が実際に同級生だからだろうか。
久しぶりに長生きしたいと思った。
今でさえ、ババア扱いされて傷つく事が多い。体力も落ちてきている。
この先はもっと辛い事も多いだろう。
でも、長生きしている人は沢山いる。生きてみたら以外と平気なのかもしれない。

夕方からみのすけさんのライブに行く予定だった。
しかし、1本の電話により予定変更。
以前ハイレグにも出た事のある山根陽君のお父さんが、浅川マキのチケットが1枚余っていて人を捜している、というのでご一緒させていただく事にしたのだ。
浅川マキの歌はハイレグのステージで、私のピンネタ「友香の小部屋」のテーマソングだったのだ。これは、行かなければいけない。
お父さんは昔からファンだったらしく、今回ご夫婦で来るのを楽しみにしていたそうだ。
奥様に急な用事が出来てしまったのだ。
二人でピットインへ急ぐ。ぎりぎりの所で立ち見。
立っているのは辛かったが、ステージは凄かった。
音楽的には私には高度過ぎるのか、分からないモノであったが、魅せられた。
神がかった雰囲気に酔ってしまう。
後半、ステージ前の絨毯に4人くらいなら座れるというので、お父さんと前へ移動。
浅川マキが、「迫力に耐えられる方は、こっちに座っていいのよ。でも、あたくしの顔をまじまじと観る事はやめてね」と、言っていたが、まじまじと観る。
途中、ギタリストの様子が異様な事に気付く。
先程から演奏がみだれているような気がしたが、音楽の事は分からないので気のせいかもしれないと思っていた。しかし、明らかに何かの激痛に耐えているような苦悶の顔。痛い箇所に手を添えようとするのか、不審な動き。
変な音を出しているように思ったら、隣のサックス奏者が「今のは何だよ」みたいな不愉快な顔をして、のぞき込んでいた。しかし、これは私の気のせいが生み出したストーリーかもしれない。
後でお父さんに聞いてみたら、「あれはどっか悪いんだよ」と言っていた。やっぱりそうかと、安心する。
演奏が終わり、アンコール。
浅川マキ一人が出てきて、「目一杯うたっているのだから、お約束でやるようなアンコールという概念は、あたくしには無い」と、断った上で適当にアカペラで歌ってくれた。
いちいち格好いい。

峯村りえっこちゃんから電話。
みのすけさんのライブ後皆で飲んでいるとの事。中坪由起子嬢も行ったらしい。
今日帰り道に私が可愛いと惚れ込んだスカジャンをりえっこちゃんが着ていて、由起子嬢が驚いたようだ。「友香ちゃんも買いなよ」と言われた。
しかし、私は同じ色の別なスカジャンを買ったばかり。
それで諦めたのだが、急に是が非でも欲しくなってしまう。

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