« 忘却の彼方 | トップページ | 寝ないで遊び隊 »

占いに行く

やっと体を鍛えに行く。
昨夜も3時間位しか寝ていない。ファミレスに書き物に行ったのだ。
ビールを頼み一口も飲まずに、床で寝ている客にジェラシーを感じた。

サルサの講座を受けた。母より年のような人が元気に踊っている。
母はここのところ膝を痛めて、自由に歩き回れないのだ。元気に歩けるようにと、仕事の後プールで歩いたりして、筋力をつける努力をしているのに不憫だ。
私も同じ体質なので、今から老後に備えなければいけない。
サルサは楽しいが、鏡を見ると自分が他の人と明らかに違うのが、わかる。
ステップは同じなのに、タコにしか見えない。

浦安に占いに行く。
「みつばち」で共演した桑原裕子さんが当たるとピエール君に紹介して、彼も気に入って私に紹介してくれたのだ。
占いも鍼や整体のように、いい所とそうでも無い所の差が激しいように思う。
行ってみたい気持ちはあるものの、どこに行けばいいのか分からなかった。
以前、苦手な男の子とテーマパークでデートする羽目になった。二人きりでいるのも嫌で、第三者を挟みたかったのと、金額が安かったため、占ってもらった事があった。
しかし、恋愛運など聞かないのに「すごくいい組み合わせのカップル」と言われた。
ことによると、いい組み合わせだったのかもしれないが、「二度と会わない」と話そうと思っていた時に言われたので、困惑した。
男女二人だと、カップルに見えてしまうので仕方ないのかもしれない。
また、その時は占う必要がない時だったのだ。漠然と未来に興味があるだけだった。

しかし、今回の私はちょっと違う。紹介されてから、すぐ予約を入れた。
絶対に行った方がいい、と確信を持ったのだ。こういう確信がある事はそうそう無い。
大抵紹介してもらっても電話番号のメモを紛失したり、面倒になったりで行かないのだ。
でも、そういう時はその程度のことなのだ。
以前、宝くじで5万円当てた時も、やはり駆り立てられるように買ったものだ。
今も味をしめて宝くじを買うが、当たる気が全くしない。
今日は駆り立てられるように占いに行った。
結果から言うと、それは自分にとって収穫だった。

紹介していただいたのは、呉羽玲華さんという方。
占い師というと、ベールを被っていたりする芝居がかったイメージがあった。
でも、呉羽さんは全くそんな雰囲気では無かった。柔和な品のいい方だった。
タロットカードや生年月日など、何か材料を使って占うタイプの方では無いらしい。
「だから、ここに来る方は勇気があると思うわ」と言われた。
私はそれが逆に信用しやすかった。
材料を使うものはどこか統計の中で判断されている気がしてしまうからだ。
確かに統計はかなりの確実さを持っている。しかし、統計の中で測られるというのは、どこか悔しい気持ちがしてしまう。ましてや統計でこういう結果が出るのはこういう人、という範囲を狭めた中から選択されるより神秘的な気がする。

果たして、結果は非常に納得の行くものだった。
初めは理性があって、余計な事は話さないようにしていた。
折角初対面の人に客観的に見てもらうのに、自分の主観を言っては邪魔にしかならない。
しかし、何も話さないのに自分の状況をかなり当てられた。
どういうスタンスで生きていたかもすぐ見抜かれた。
私は自分で物事を決められない、というより決めたくない「浮き草」のような人間らしい。
「決めたくない人」と言われたことは無いが、自分で何故今の暮らしをしているのかは、半分は意志で半分は流されてという感じであった。
人を説明する時の言葉の選び方が、逐一的確なのだ。
現実的なアドバイスと共に神秘的な事も言われた。
山や渓谷へ行くと、いいパワーも悪いパワーも貰いやすい体質だそうだ。
いい刺激を貰う事もあるが、地縛霊などを引き寄せてしまう事もあるそうだ。
断崖絶壁が大好きなのもそのせいかもしれない。
恋愛運は秘密。しかし、自分が薄々感じているような事を分かりやすく言われた。

全体的にいい事ばかりをいわれた訳ではないが、もやがかかっている所がクリアになった気分だ。マイナスな事でも、はっきり言われると自分の指針がはっきりしてくる。
ただ、もやがかかっている状態である程度悩むから、クリアになる事に意味がある。
いつもクリアにしていては自分で考えなくなりそうな気がする。
そう思いつつ、帰り道早くもクリアにしたい事が湧いてきてしまった。
しばらく寝かせてから行くようにしなければ癖になってしまいそうだ。
占いだけでは無く話していて心地のいい人だった。
終った後、もっと話したいと思ったが、話す事がお金に換算できる価値のある人と、ただで話して時間を奪っては申し訳ないと慌てて帰ってしまった。

中野で本を4冊買う。
「ツ、イ、ラ、ク」姫野カオルコ、
「anego」林真理子、
「最後の愛人」団鬼六、
「SMアンダーグラウンド」入江吉正。
大好きな姫野カオルコの本は買ってしまうとすぐ読んでしまう。
だから、今日まで買わないようにしていた。
しかし、発想の転換をした。今やっている書き物の初稿があがったら読んでいいとご褒美のつもりで買った。
そして、朝、8時までかかって仕上げた。楽しみが控えていると頑張るものだ。
ただ、早速メールで送ったのに、どうしても戻ってきてしまう。
眠くて、頭が痛い、寝るか読むか……。 

|

« 忘却の彼方 | トップページ | 寝ないで遊び隊 »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 占いに行く:

« 忘却の彼方 | トップページ | 寝ないで遊び隊 »