« 加護を加護する | トップページ | 痛い思い »

鍼治療

鍼治療に行く。
先生と馴染みになってきたのはいいのだが、治療中不安になるほど白熱した演説をされる。
最近は、やれ何が体にいいと日本人はおかしくなっている、昔母乳なんかいらないとまで言われたが、今はどうですか?母乳ほどいいものは無いなんて言い始めて、初めから分かってる事です、医者も金貰えばそういう事言っちゃうからね・・・などと止まらない。
3度くらい痺れる程の痛みを感じる。先生が演説に夢中になるとその現象が起きるので、かなりスリリングであった。鍼を差した所が全体的に重くじんじん痛む。
「大分軽くなったでしょう」と言われて、同意したいのだがどうしても妙な痛みを感じる。
それには答えず、恐る恐る「じんじんしてるのはその内収まりますよね?」と質問。
「それは当たり前だよ。随分肩も柔らかくなった。指もその内痛くなくなるよ」と言われる。肩こりが治ったのは、ティップネスで鍛えているからだと思うのだが、黙っていた。
右手が重く暫くしたら青くなってきた。これはしばらく様子を見ようと、次の予約は入れずに帰る。

トップスで双数姉妹の「やや無情・・・」を見る前に喫茶店で時間を潰す。
口を動かしたら、先程治療してもらった咽喉のあたりがつったような感じになる。動揺して手でマッサージしたり口を動かしたりするが、中々治らない。とても不安になる。
芝居を見始めてからも暫く痛みは続いた。そのうち舞台に引き込まれ、痛みを忘れる。
双数姉妹を見るのは久しぶりだった。よく女性陣が歌っているのを観たが、今回はまるで違うタイプの芝居で驚いた。
今林さんに「五味の芝居が良過ぎて泣いちゃいました」と聞いていたので、ちょっと期待していたが、期待以上に良かった。
同世代の劇団だと思っていたのに、かなり大人の抑えた芝居になっていた。
初めは取っ付きにくかったのに、ラストでは涙ぐみそうになるのを必死で堪えた。
お客さんも泣いている人が多かった。決してお涙頂戴の話では無く、どちらかというとストイックな感じだった。

終演後後藤飛鳥ちゃんと「良かったね」と語り合う。
その後、二人でパスタ屋へ。今日の鍼治療のホラーな体験と、最近ちょっと憧れている人の話、以前凄く好きだったのに今はすっかり冷めてしまった人の話、を一方的に語る。
飛鳥ちゃんはにこにこ聞いてくれた。

帰り道咽喉の不穏な痛みは消えていた。右手の指はちょっと分からない。
今朝までの関節の痛みよりは内出血の痛みになっている。明日アコーディオンを弾いて確かめよう。

|

« 加護を加護する | トップページ | 痛い思い »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 鍼治療:

« 加護を加護する | トップページ | 痛い思い »