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仙台で大楽

 ゆっくり休もうと思ったのに、家へ帰ったらろくに寝もせずに携帯のテトリスに耽ったり、雑誌を読んだりで全く疲れがとれていない。仙台へ向う新幹線では、異様にぐったりしていた。このまま仙台公演を行うなど信じられない。しかも、本当の楽日だ。それなのに、宇都宮まで「夫の不倫で苦しむ妻達」という本を読みふけってしまう。仙台まですぐではないかと、慌てて寝る。面白い本であった。しかし、世の中に幸せなんてありえないような気持ちになる。
 風邪をひいてしまった。モノを飲み込むのが痛いので食事が苦痛だ。そういう時に限って、何故か沢山食べてしまう。電力ホールについたら早速お弁当を食べる。砂羽さんも、風邪をひいていてかなりしんどそう。私の母が仙台で薬局を営んでいるので、メールや電話で状況を説明して薬を持ってきてもらう。私は慣れているが、飲み慣れないヒトには怪しく見えるような、漢方と丸薬、ドリンクなどを砂羽さんにあげていた。ドリンクをお湯割りにして、漢方薬を飲む。丸薬に至っては、周りに金箔が施され、甘いやら、苦いやら、辛いやら謎の味の練り物を口の中で溶かしながらなめるのだ。舐め始めて早々に砂羽さんは「駄目だ、飲み込んでもいいですか」と飲み込んでいた。私はこの丸薬の味に慣れていたので、最早好物でさえある。ただ、一玉3千円もするのでおいそれと飲むことはできない。
 咽喉は声枯れの炎症の痛みは無くなっていたが、風邪の腫れでなんだか咽喉が狭く感じられた。しかし、今日で最後。本番では、後先考えずに叫んだ。終る頃にはかなり枯れていたが、なんとか終えることが出来た。全部で19ステージだったわけだが、終ってしまうという実感が無かった。4,5回の公演の方が感極まったりするようだ。お祭り感が高いのだろうか。10回を越えると本番が日常化するのかもしれない。終った後もかなり具合が悪かったが、もう風邪を治そうという意識もなくなり打ち上げに臨む。最終的には中山君のお部屋で5時半までだべっていた。公演の終わりという事より、このメンツでいる事が最後という感慨が強かった。名残惜しかったものの、体力の限界に来たので自分の部屋に戻り寝る。

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