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呪いのノイローゼ

 昨日書き忘れたが、午前中眼科へ行った。見た目は酷くないものの、痛みが酷いので、診断を仰ぎたい、そして悪化しないように薬を貰いたいと思ったのだ。中野のブロードウェイ眼科は、空いているがいい病院のような気がする。2回目になると、先生も大分親身に感じた。岐阜に行くまでに治したい旨を伝えると、今年岐阜の白山に登りたい、と言った世間話もしてくれた。私の全く知らなかった岐阜の地理にも詳しいようだ。眼科的な治療とは全く関係ないが、博識だと思うと診断も信用出来るような気持ちになる。
 肝心の診断は、結構シビアであった。自分では気付かなかったが、左目の目じりのモノモライの他に、古い結膜炎もあった。まつ毛の縁にふつふつと3、4個白い出来物がある。これはマイボーム腺という涙の油分を分泌するもので、そこがつまってしまって膿んでいるのだという。マイボーム腺炎なる状態になっているらしい。涙に油分があるとは知らなかった。これが原因でモノモライになっている。右目も末期状態のときは同じようになっていた。何となく両目の奥に沢山の膿がつまっているような感覚に襲われた。このような事が頻繁に続くようだと、内科的な検査をしなければならないと言われた。薬は抗生物質なので、長期的には出せない。一週間分が限界だそうだ。岐阜で悪化してしまったらどうしたらいいのだろう。
 しかし、悩んだからといって治る訳ではない。その時は、その時だ。しかし、よく休まなければと思い詰める余り興奮して眠れず読書に明け暮れてしまったりする。モノモライで苦しんでいる状態から、トリップしたくなるのだ。いっそのこと、この先一ヶ月何も無く、ただモノモライとだけ向き合う人生だったら優秀な患者になれるであろうに。それはそれで楽しいかもしれない。肩書きがモノモライ患者だけで、体のメンテナンスを人生の目標に生きるのだ。メンテナンスしながら、他の事をしなければと思うので焦って養生できないのだ。一度に沢山の事を考えると、思考がばらばらになってしまう。文脈どころか、単語にすらできない。平仮名やカタカナ、漢字が縦、横、斜め、逆さに漂ったり、わき出てきたり、大変な事になってしまう。しかも、その文字の密度は物凄く濃いのだ。認知出来ない。奇声を発して、自分の体を捨ててしまいたくなる。モノモライ程度で、このような状態になるのだ。世間的に深刻な病になったら、どうなってしまうのだろう。このような暮らしをしていたら、近い内にそうなってしまうだろう。メンテナンス・・・メンテナンス・・・。夜10時には寝なければ。お酒も止めなければ。煙草、大麻、覚せい剤、SM、スカトロ、全て止めなければ。そしていつかトライアスロンに出場するのだ。

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