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無能な馬鹿者め

 前回の稽古で、帰りに雨が降ったので自転車を置いてきてしまった。久しぶりに電車に乗る。目の前に母親と子供二人が座っていた。母親は熱心に化粧をしていた。それを見て子供達も化粧をしたがり、口紅を塗ったり大変な事になっていた。 姉と弟だったのだが、弟まで口紅を塗っていた。母親も別段止める様子もない。その親子に見とれていると、太った夫婦が私の隣に座った。車内はかなり空いていたので、鞄を横の座席に置いていた。すると、妻の方が不自然に私を押しやるように座り、私の鞄を手でつかんでぎゅうぎゅう押し付けてくる。狭いと思ったら、そんな事しなくても鞄を膝の上に載せるつもりだった。なのに、全く知らない太った女性に勝手に自分の物を触られたのが、酷く不愉快だった。ぶつける勢いで鞄を引き抜き、自分の膝に乗せた。相手は意にも介していないようだ。苛立ちは収まらない。
 電車を降りて、地下道を歩いていると、すれ違い様にぶつかりそうになったおじいさんがいた。慌ててよけたのに「無能な馬鹿者め!」という目で睨まれた。私は右側通行をしていた。非があるとしたら、おじいさんの方なのだ。見るからに無能で冴えない顔をして歩いていたのだろうか。髪を乾かさないで家を出たので、かなりずぶ濡れ状態ではあった。被害妄想かもしれないが、私が2メートル近くある巨漢のレスラーだったとしたら、こんな事は無いはずだ。

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