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悪女について

 村松君主催のイベント「自由の国」の打ち上げの為、下北沢へ。19時からえん屋で始まると思い込み、ちょっと遅刻のつもりで20時に行く。しかし、誰もいない。どうやら21時開始だったらしい。張り切り屋のようで、恥ずかしくなる。空腹を癒すため、マックでポテトのスモールを頼む。岸君から借りた、有吉佐和子の「紀の川」という本を読む。有吉佐和子は、まだ2冊しか読んだことがことが ない。しかし、2冊とも面白かった。「和宮様御留」という、天皇家の皇女が徳川慶喜に降嫁する事をテーマにした話、ファムファタルに憧れて読んだ、「悪女について」。どちらも読みごたえがあった。「悪女について」はある女性について27人の人の証言だ。同じ人物なのに、こうまで違うかという驚きとともに、さもありなんという気持ちにもなった。彼女と関わった男性の証言も、興味深い。何人かの男性は、彼女の初体験の相手は自分だと思い込んでいる。しかし、真実は一切書かれていない。何人かいる彼女の子供も、母を慕う子と、憎む子供がいる。
 知りあいの男性で、今まで初めての女性に3人あたったと、自慢に聞こえないように自慢している人がいた。詳しく聞いて、私の独断で判断した結果、彼が本当に初めての女性に当たったのは一人だと確信した。それを本人に言い聞かせたところで、私が悪者になるだけだ。自分に都合のいい物語を信じたい人は、それでいいのだ。以前少しだけ所属したことのある劇団の先輩に、そういう事をはじめて、1、2年はいくらでも初めてと言って通用すると言って憚らない人がいた。別に悪気があって嘘をついているわけでも無く、思いやりやサービスであったりするのだろう。もしくは、嫌な思い出になっていて無かったことにしていたりするのだ。鼻の下を伸ばして喜んでいるような人は騙されても、文句は言えない。騙されるのは、自分のせいなのだ。
 逆に常に慣れたふりをする友人もいた。初めてだと分かると、負担をかけると思い慣れたふりをして、遊んでいると誤解されていた。どちらの嘘も、相手によく思われたい為の嘘で、少々悲しくなる。
 21時少し過ぎてから、えん屋へ行く。昨日も会ったマンションズの二人、ハイレグスタッフの木島さん、伊藤主枝子嬢、河口麻衣ちゃん、去年エッへの撮影で苗場に行った時にも車の運転をしてくれた浦島君、ラブリーヨーヨーの制作の田中翼君、途中から伊久磨君、元指輪ホテルの女優さんで今はrocca worksという所でマルチな活躍をしている岡崎イクコさん、DJのヨウヘイ君、拙者ムニエルの寺部君、そして村松君に吉田りえちゃん、騒動舎のエプロンちゃん、他にも顔は知っているけれど名前を知らない人達がいた。岡崎さんは舞台でカリスマ的な魅力を放っていたが、舞台以外の仕事もしっかり出来る人で、お話しながら憧れてしまった。以前はコンビニに行くにも付け睫毛をつけていたと言うのも、そこまですれば尊敬に値する。会うたびに、雰囲気が変わるのだが、いつも美しい。今は衣装を作ったりもするらしい。是非一度素敵なドレスをオーダーしたい。
 楽しく飲んだが、終電の時間に退散。その後、ふらりとお友達の家へ行き、ついつい朝の5時まで飲んでしまった。何故、疲れていても沢山話すことがあるのだろう。

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