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芝居しすぎ

 今日こそダンスの稽古かと思ったのだが、ゲームとエチュードから始まった。エチュードが珍しく楽しかった。そして、待望の台本が少し上がってきた。台本を心待ちにしていたのだが、本読みの段階で上手に読めなくて、少しナーバスになる。途中から、舞台監督さんや照明さんと数人のスタッフさんがいらした。ヴィレッヂの細川さんも見学に。本立ちも上手く行かずに、打ちひしがれていると、細川さんに「友香ちゃん、芝居しすぎ」と言われた。今の芝居の駄目を出されたと思い、「え、そうですか。芝居してました?」と狼狽する。しかし、そういう事では無かった。立て続けにやり過ぎという意味だったようだ。
 以前は年に2本位しかやりたくないと思っていたはずなのだ。いつから変わってしまったのだろう。稽古に通うのはしんどい。稽古中はあまり遊べない。だから、下手に休むと二度と稽古なんかしたくなくなる。だから、あまり休みを入れたくないのかもしれない。しかし、芝居の稽古に追われ、10年くらい経ってしまった。実人生は何も進んでいない。恐ろしいことである。学生気分のまま老人になれるわけもない。

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