ようやく滑りに出る
午後&ナイターのリフト券を4500円で購入。最低11回以上乗らないと元が取れない。適当に近場のリフトに乗る。これが失敗だった。大したコースではないのだが、スノボ初心者には無茶であった。リフトを降りるなり、転がる二人。立ち上がる事もままならない。私も大学ではスキー部であったが、スノボのことはまるでわからない。とりあえずそばについてることにした。立っては転ぶを繰り返し、雪まみれになる二人。人が困難に直面しているのを見ると、こうすればいいのではないかなどと思い始め、私もスノボをやってみたくなってきた。ブームに乗り遅れたし、スノボやるくらいならスキーをもっと上達したいと思っていた。一生やらない決意であった。しかし、無性にスノボをやりたくなる。そんな私を尻目に二人の顔は、かなり青ざめていった。命からがら、ふもとにたどり着く。一度しかリフトに乗っていないのに休憩。一時間以上だらだらする。その後私は別行動。ナイターが始まる前に山頂の方急なこぶ斜面に行かなければ。しかし、すでに山頂の方のコースは終了していた。仕方なくやや長めの中級コースへ。申し訳程度にこぶ斜面がある。こぶ斜面をスムーズにキレイなフォームで滑るのが悲願なのだ。恐る恐るこぶ克服に挑む。やはり、一定のリズムでは滑れない。板が少し開いたり、途中でかなり減速したり飛ばされそうになったり。8回ほどリフトに乗った時に村松君から、電話。どうやら、今まで休んでネックウォーマーを買ったりしていたらしい。またもやスノボ熱が買い物熱に横滑りしている。しかし、スキー場でしか使わないものを買うことによって、意欲を高めたのかもしれない。
リフトの上で上手なこぶの処理の仕方をしている人を研究。そのイメージを真似て、一心不乱に滑る。平らなコースでは人に抜かれたら必ず抜き返す。まる で普段の自分ではないようだ。元を取るだけリフトに乗った後、初心者コースへ二人を探しに行く。すると見違えるように上達したりえちゃんが滑ってくる。 間も無く村松君も降りてきた。転ばないで降りられるようになったようだ。少し感動したが、またもやスノボ熱が高まってきた。この二人に負けないように、 一刻も早くスノボをやらなければ。しばらく一緒に滑るが、初心者コースは運動量が少ないので寒くなってきて、再び中級コースへ。
段々足に力が入らなくなり、あわや転びそうになる。こんなコースで転んでなるものかとむきになるが、体が言うことをきかない。トイレに行きがてら、休憩。そのまま無気力になる。これ以上滑ったら、怪我するかもしれない。寒さで関節が痛み始めていた。暖かいコーヒーを飲んでもう一本だけ滑ろうかと迷っていると、二人も疲れたと戻ってきた。村松君は「俺のかけたパーツを埋めることが出来た」と、かなり満足していた。
レンタルスキー屋へ借りた装具を返却し、再び苗場プリンスホテルへ戻る。昨日欲しいけど我慢した靴を買ってしまう。東京で買わずに何故、冬のリゾートへ来てこんなに買い物をしてしまうのだろう。
リゾートマンションの掃除をして東京に帰らなければならない。しかし、食事をしてはだらだらしてしまう。掃除を終らせ東京へ出発したのは、深夜2時半。運転の村松君が眠くならないように、私の学生時代片思いした話、りえちゃんの高校生の時の話をする。お互い一時間くらい話した。りえちゃんの話がとても面白くて、家が近づいてくるのが残念に思えた。私の家について、荷物を運んでもらったついでに片思いした人の写真を見せたり、空が明るくなっても盛り上がってしまう。二人が帰ったのは朝の7時半くらいであった。非常に楽しかったが、常に疲れて具合が悪く、テンションだけで乗り切った感じであった。 遊ぶのも命がけである。
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