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免許の更新とアダルトビデオ

 今日から、すみだパークスタジオで稽古。私は、兼ねてから免許の更新をしなければと思っていたので、稽古前に江東試験場へ向かう。誕生日が1月3日だったので、もしや失効しているのでは、と思っていたがぎりぎり大丈夫であった。しかし、前回の更新時に遅れて更新していたため、優良免許者ではなく、初回、違反者の講習を受けなければならなかった。これはえらい違いである。優良免許者は30分の講習でいいのに、120分の講習を受けなければならないのだ。あらかじめ早めに行っていたのに、稽古に遅れて行かなければならなくなってしまった。
 今日はインナーチャイルドのメンバーは午前中から、セットの立て込みなどをしている。昨日休みを貰っていたのに、今日も私用で遅れるのは本当に申し訳ない。電話をしたら、15時から通しをするからそれまでに来て欲しいとの事。講習が始まるまでにも1時間以上待たされ、14時に講習は終わった。まじめに聞いていたものの、これを受けたから自分に特別な危機意識がつくとも思えないような感じであった。担当教官は、毎日この講習をやっているのかと、めまいがした。発音が悪く、興味を覚える箇所が一つもない。面白い講習をした所で、生徒が増える事もない。けれど、手も抜けない辛い仕事であろう。
 なんとか免許を更新して、タクシーですみだパークスタジオへ急ぐ。しかし、通しは中止。セットのなかで、順を追って稽古することになる。今日は出演者の一人に、以前飲み会で話題に上ったアダルトビデオを借りた。「女剣道家VSレイプ魔」~AVで合法的にお見せできるレイプの限界!~という作品である。昨日既に、一人借りて、私は2番手である。昨日見た人は、ぐったりして途中までしか見られなかった、とコメント。女性の身では、こういうものを見たり借りたり、する事は殆どないので、見る前から、緊張した。それにしても、合法的なレイプとは何だろう。レイプは犯罪だ。合法的な犯罪?意味が分からない。
 家へ帰り早速観た。確かに、観ただけでもの凄く疲れる代物だった。名前だけ聞いた時は、養老の瀧で皆大笑いしていたのだが……。この事に関してのコメントは後日改めてしようと思う。

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怠けるか頑張るか

 夜寝る前にお腹が減った。しかし、冷蔵庫にはめぼしい食材がない。近所の深夜一時まで開いているスーパーへ行く。白子とあん肝が、値引きされていた。ネギと舞茸と春菊と豆腐で鍋にする事にした。当分買い物にくる事は無いと思い、ジャガイモや、 タマネギ、ピーマン、茄子など、適当に潰しのきく野菜、そして悩んだ挙げ句スペアリブを買ってしまった。これは、かなり煮込むパスタソースのためである。忙しくなると、食事を作る時間がなくなるのに、何故か面倒な調理を必要とするものを作りたくなる。これは一種の逃避である。先日、風邪が酷くて治すのに専念しなければならない時も、夜更かししてカレーを作った。カスピ海ヨーグルトを入れて作ったのだが、非常においしく出来た。しかし、風邪は悪化した。スタミナをつけなければと、ウズラの卵のニンニク醤油付けを作った時も、風邪は悪化した。先日作った豚肉を牛乳で煮込んだチャーシューも、結局食べきれず、冷凍したままだ。暇なときは逆に全く何も作りたくなくなる。すごく怠けるか、常に頑張ってるかのどちらかになってしまう。
 とても、疲れる。
 帰ってから鍋を作ったら非常に大量に出来てしまった。当分、これを食べ続けなければならない。パスタ用の肉は冷凍庫にしまう。もうすぐ小屋入りだというのに、いつ作れるのか分からないものを買ってしまった。以前クリスマス用にまるごと一匹の鳥を買い、そのうち調理しようと、一年も冷凍庫に放置した挙げ句に捨ててしまった事があった。蚊を殺したり、日常的に些細な殺生を行っているが、この鳥に関しては今でも、胸が痛む。このせいで死んだら地獄に行くかもしれない。

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初めての通し

 今日は昼の12時から、稽古。衣装パレードをして、夜は初めての通しをした。昨日上がった台本を貰う。小手君はとうとう脱稿した。壮大なスケールの話なので、読んですぐは内容を把握できなかった。礒野さんに聞いてみたら、礒野さんもあまり分からないようなので安心した。落ち着いたら小手君に聞いてみよう。
 風邪薬でラリっているうちに昼稽古は終了。衣装パレードを終えた人からご飯休憩。千歳烏山の稽古場のそばに魚屋さんがあり、そこがお弁当も販売している。私はサバの味噌煮弁当を食べる。非常においしい。
 通しは2時間45分にもおよんだ。台詞は全員かなりうろ覚えなので、普通にやってもかなり縮むはずだ。しかし、いくらか削ることになるそうだ。 帰りに京王線で、ラブリーヨーヨーのメンバーに遭遇。峰君にインナーチャイルドの出演者にDMを配るように言われ、宣伝してまわる。
 大江戸線ではインフルエンザのA型のウィルス保持者であるBQMAPの前田剛君と、部屋のインテリアについて語り合う。前田君はとても好青年だ。しかし、帰ったらうがいを忘れないようにしなければ。

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アコーディオン発表会

 今日は発表会。発表会に備えて朝、アコーディオンの練習に励んでいると。インターホンがなる。NHKの受信料を支払えとの事だ。引っ越してきたらすぐこれだ。以前住んでた所で、断りきれず支払う事になってしまっていた。口座引き落としだから、そのまま引き落としされているはずだ。二重取りするつもりかと、不愉快になり「今忙しいです」とだけ言って追い払う。普段は温厚なのだが、時々酷く腹が立つ。このせいで発表会がうまく行かないような気分になってしまった。
 会場である先生のお宅へ行くと、既に殆どの人が来ていた。今年は私を入れて8人である。私はまだ習い始めて2年半なのだが、一番古株になってしまった。まだ始めたばかりの、エンジニアの人、奥さん同伴で新しいズボンで臨むおじいさん、教員でボランティアをやっている人、今無職でやはりボランティアで手品が得意な人、墓石のためにためたお金で百何十万のアコーディオンを買った女性、普通におつとめしている方、と普段は接点が無いような人たち。一人2~33曲ずつ弾きMCなども入れる。私は「スペインの姫君」「7月9日」「ラ.プニャラ-ダ」「中国のワルツ」の4曲。今年は腱鞘炎のため、あまり練習できなかったので質より量と4曲にしたのだ。他の人がかなり間違えているので、安心して自分の番を迎えたが、弾きはじめると、やはり緊張していた。どの曲も乱暴になりどんどん加速。一番間違えないように練習していた所では、当然のように間違えた。
 演奏が終わると、奥さん同伴のおじいさんは、実はアンコール用に曲を用意していた事が判明。奥さんが止めるのも聞かず、弾く気満々な様子であった。このおじいさんとは、以前同じ教室に通っていたようなのだが、面識は無い。しかし、おじいさんは「新井さんもこの曲知ってると思うよ」とか言って、弾きはじめようとするのに、誰も注意を払ってあげなかったので、弾く事はできなかった。後で、おじいさんにアンコールしてあげれば良かったと、反省。

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風邪と戦う事を決意した

 私の体内でちょっとした戦争が起きている。今まで、本気で取り組まなかったが、今日は風邪と戦う事を決意した。今のところ、我が軍は押され気味。布団乾燥機で、布団をポカポカにして、厚着をして布団に入ると、額に汗がつたってくる。大抵の風邪は、これで治るのだ。わかってはいるものの、面倒くさいし、熱い思いを我慢するのは根性がいる。しかも、稀に飲み会に行ったら、治る時もあった。だから、本当は飲みたくもなかったのに、無理して二日も朝まで飲んだと言うのに。その努力は徒労に終わった。仕方なく地味な戦法で戦う事にした。明日どのような結果になったかを、報告しよう。

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最近お金にまつわることをよく考える

 先日、昔おつきあいをしていた人にメールを出した。 以前貸したお金の催促である。最近お金にまつわることをよく考える。小学生の時、通学路が一緒だった子にアイスをおごった事があった。その子は非常に喜んだ。それを見て自分も善行を施した気分になった。これだけならいいのだ。しかし、その子と帰ると段々不安になるようになった。もしかして、またアイスを奢って欲しいのかもしれない。その不安に負けて、何度かアイスを奢るようになった。子供の小遣いなどいくらも無い。すぐに底をついた。また、奢って欲しいのかも、と脅えているが、知らないふりをしてみる。すると「アイス、食べたいなぁ」と催促してくるではないか。何故か申し訳ない気持ちになって、「ごめんね、今日お金無いの」と謝る。「あーあ、アラと帰ったからアイス食べれると思ったのにー」(アラは当時の徒名)とすねる彼女と恐縮する私。はじめは奢らなくても、一緒に帰っていたのに、奢らなければ一緒に帰って貰えない身分に降格してしまった。
 その子もたまに奢ってくれる事があった。私が5回奢ったら、1回程度だ。ある時決意した。その子が奢ってくれると言う時を狙って「私は、これから人に奢ってもらわない事にした。だから、私も誰にも奢らない。」と宣言したのだ。それから大学生になるまでその決意を貫いた。高校生の時、所属していた卓球部のOBに「これからの卓球部について、話したい」とシェイキーズに呼び出されたことがあった。私がいくら断っても「俺が奢るから」と言い張るので、ピザを一切れも食べなかった。別のOBもやはり「卓球部のあり方について話したい」と呼び出してきた。その時もデニーズでジュースを一口も飲まず、水だけ飲んだ。水はタダだ。当時は気付かなかったが、デートの誘いだったのではとも思う。どちらのOBもその後冷たくなった。人間関係をお金でややこしくしないための、決意だったのだが。ちなみに今は奢って貰うのは大好きである。
 友達で、交際中の人にもの凄くお金を使わせる子がいた。バブルの申し子である。交際中の相手の貯金を全て使わせ、借金までさせていた。彼女に悪気は全くない。言えば買ってくれるし、奢ってくれるから、喜んでいただけなのだ。しかし、別れる段になると彼女のつきあった男性の殆どは、半ばストーカーのように彼女に執着した。使ったお金の分だけ、元が取れない事へのショックが大きいのかもしれない。相手の事を考えて、お金を使わせないようにしても、その事でいい子だなぁと大事に思う男性は皆無に近い。便利で楽だと思われるだけである。しかし、便利で楽と言うのも素晴らしい事だ。
 話が大分それたが、お金でこじれることは他にもある。一定金額を超すと、必ず借りた人と貸した人の思う金額が変わってくるのである。いちいち借用書でもかいていれば別だが、知人同士の貸し借りは記憶の保証しか無い。貸した方は稀に多く見積もる人もいるが、身銭を切っているので正確に記憶している。借りた方が正確に覚えている事はほとんどない。大抵半額以下に考えている。借りた事さえ忘れてしまう、素晴らしい能力の持ち主さえいる。だから、借りることができるのかもしれない。
 催促のメールを出したのは、その人が事によるとその素晴らしい能力の持ち主かもしれない、と不安になったのだ。しかし間もなく返事が来た。今年中に分割して、返済してくれるとのことだ。まだ油断はできないが、一安心だ。その人がそれまでの印象より、いい人だったように思えてくる。貸したものが返ってくるのは当たり前なのだ。しかし、あきらめた頃に返ってくるとなると、なんだか得した気持ちになるようだ。

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気力が湧かない

 朝起きると、非常に具合が悪かった。先日風邪で病院に行って、出された薬がきれてしまったからか。アコーディオンの練習をしようと思いながら、気力が湧かずだらだらする。意を決して、再び病院に行く事にした。隣が病院なのだ。診断を受けると、肺炎になりかけているとの事。「節制した生活をしていましたか?」と聞かれ「はい」と答えた。この一週間オールナイトで遊んだのは、二日だけだもの。しかし、遊んだ事はあまり人に言わないようにしなければ。風邪をひいた時くらい、他人の同情をひいてみたいのだ。
 今日の稽古場は、近かったので自転車で向かう。3度目の脱稿宣言をしていた、インナーチャイルドの作、演出家の小手伸也君であったが、今日は無理であった。コーヒー一杯で粘りながら執筆をしていたサンデーズサンから、追い出されてしまったのだそうだ。ファミレスで執筆をする方は、サンデーズサンには立ち寄らない方が懸命のようだ。その点、うちの近所のロイヤルホストは優秀だ。声をかけなければ、入店してから、一時間は放って置いてくれる。注文してからも、催促しなければ食事は来ないのだ。店内ではしばしば、店員に怒鳴り散らす客の姿を目撃する事ができる。しかし、飲食を目的に入るには不向きだ。
 昨日書き忘れたが、一昨年出演したケラマップで共演した、川田希ちゃんも出演者の一人だ。稽古場で彼女に「私、便所にトイレを置き忘れちゃった」と言い、笑われてしまった。忘れたのは、携帯電話だったのだが。トイレに忘れたと言う事を、よほど訴えたかったのだろうか。

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睡魔と戦う

 昨晩見た夢の話。最近引っ越しをした。それまで、部屋の片づけが全くできなかったのだが、今の新居ではきちんと暮らしている。しかし片付けにとられる時間はかなりのもので、まるで片づけをするために生きているような感じだ。ところが、夢の中では、見た事のない汚い部屋に住んでいた。そして、夢に出てきた岸君に、今の部屋の自慢をしていたりする。「今の部屋はね、見晴しが良くて、窓を開けると海が見えるの」と言うと岸君はひどく感心していた。むろん海など見えない。夢の中で目を覚ますと、うちに家政婦さんが訪ねてきた。「私は片づけが苦手で」と話すと、「見れば分かりますよ」とせっせと片付けをしてくれた。そして着替えをしていた私に、「あらあら」と言いながら、ハサミを持ってきて、私の陰毛をカットしたのだ。不快感は無かった。覚えているのはここまでだ。何かの願望の現れだとは思いたくない。
 今日から昼からも稽古。四谷三丁目に向かいながら、メールを打っていたら一駅乗り過ごしてしまった。集中力があり過ぎるのも、困りものだ。駅について、インナーチャイルドの古澤龍児君に電話をして、迎えにきてもらう。方向音痴なのだ。風邪をひいている古澤君はマスクをかけていた。私もマスクをかけている。ペアルック気分で稽古場に案内してもらうと、馬鹿みたいに簡単な道であった。申し訳ない事をした。昼の稽古は出番が無く、時々白目をむきながら、睡魔と戦ううちに終わってしまった。そんな時間は、起きているより遥かに長く感じる。
 てんやで夕ご飯を食べ口の中を火傷。むけた皮を舌でめくろうと試みながら、夜の稽古に臨む。夜からは劇団新感線の礒野慎吾さんが参加。雪山から帰ってきたばかりのような出で立ち。数日前まで、新潟にいたせいなのだろうか。礒野さんの出現で、稽古場は活気が出て、明るくなった。
 稽古後は案の定飲みに行く。乾杯以外はウーロン茶にしようと決めていたが、最後までビールを飲む。礒野さんとかなり話し込む。彼は聞き上手でもあるが、話し上手でもあった。話している相手をいい気持ちにさせてくれる。
 帰宅しがてら仲良しのコに電話をかけた。話が噛み合なかったのと、酔いもまわっていて悲しくなって、少し泣く。気が済んでからお風呂に入り就寝。

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酒三昧の日々

 昨日は終電で帰ろうと思ったのに、半ば意図的に電車を乗り過ごし、下北の庄屋に朝の4時までいてしまった。その前日も朝まで飲んだので、酒三昧の日々である。三日酔いの目覚めは最悪。先日電車を乗り過ごし、遅刻をして追い返されてしまった、歯医者に行かなければならない。発表会間近のアコーディオンの練習をおざなりにやってから、支度して5分の遅刻をして、歯科医院に到着。年末に詰め物がとれた所の神経を消毒して貰い、帰り道に不動産情報の立て看板を凝視していたら、店の人に声をかけられた。10分ほど世間話をしたがお店につれて行かれそうだったので、嘘をついて逃げる。でも、「学生さんですか」と言われたのは嬉しかった。
 帰宅をしてまたアコーディオンを練習。今度出演するインナーチャイルドの稽古に行くために慌てて支度をして大江戸線に乗るも、財布を忘れた事に気付き引き返す。パスネットだけ持っていたのだが、稽古場にたどり着く残額がなかった。30分ほど遅刻をしてしまった。私は電車をよく乗り間違えたり乗り過ごしたりが多く、小学生の頃から電車通学していたのに何故なのだろう、と苦悩する。電車のプロになっててもおかしくないのだが。
 稽古場では私のうつした風邪が大流行していた。壮大なスケールの戦闘シーンの稽古が主であった。後藤飛鳥ちゃんという可愛い女の子が、昨日私が夢に出てきて人魚の格好をしていた、でも鱗の部分は鯉でした、と話してくれた。
 帰宅してから、天然ロボットの湯澤さんにデジタルピアノを貸してくれと頼まれ、16キロもあるピアノを担いで、階段を下り近所で受け渡しをした。ベターポーヅにゲスト出演してきたという湯澤さんは、まだ少し興奮ぎみで寒空の中武勇伝を聞かされた。
 明日から昼夜稽古になる。酒三昧の日々から脱却して、まじめに生きなければ。でも、明日は新感線の礒野慎吾さんが稽古に初参加する日。きっとまた飲んでしまうのだろうなぁ。

 

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